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◆◇◆ 市民講座に出席して ◆◇◆

2001年の冬に我が家の近くで

第1回アレルギー週間市民講座(製薬会社、日本アレルギー協会共催)が

開かれたので行ってきました。

医科大学の教授(皮膚科、アレルギーの専門医)と話をする機会が有りました。

2月のアレルギー週間に各地で開かれる、

との事だったので出席された人もいるのでは…?

ここでは、その時に記録した私のノートよりまとめてみました。



まず、アトピー性皮膚炎についての一般的な説明がありました。
そして次に、最近分かってきた事として…。

『アトピーにはストレスが関係している』
例)阪神淡路大震災の後
●ストレスを強く感じた人が悪くなった。
●でも、反面良くなった人もいた。これについてはどうしてなのか分からない。

『アトピーには心理的なものもある。』
例)パッチテスト
パッチテストを行う時に、一方は何も入っていない、もう一方は漆が入っていると言ってテストする。
すると、漆が入っていると言った方に反応が出る。

『免疫反応と条件反射』
ストレス、刺激、アレルギーの割合は人により違う。ある程度ストレス(刺激、アレルギー)があっても発症しない人がいれば少ないストレス(刺激、アレルギー)で発症する人もいる。
ストレス=心の葛藤、そのことによる感じ方。
コーピング(ストレスを解消する事)が重要。

『掻破とストレス』
●イライラすると痒くなる。
●掻く事がストレス発散。(コーピング)
●かかない時は気持ちが落ち着いている時。

『ストレスを除く法』
●日常生活の悪いこと、悪いパターンを変えてみる。(行動を変える)
●他人は変わらない。行動を変えるのは自分。
●小さな事から変え、良くなるようならもっと変える。



ステロイド治療についての説明
「塗り薬についてはムーンフェイスになったりはしない。また、ステロイド治療は怖がることではない」とのことでした。

「ステロイド治療は怖がらなくても良いぃ?!」疑問に思った私は質問してみました。
最初に酷くなってからしばらくたった頃の写真(顔のみ)を見せました。「これは、ムーンフェイスではないけれどステロイドの長期依存による症状ですね。」ということでした。ステロイドの長期依存状態(ステロイド皮膚症)は、「写真を見ただけでも診断がつくということなんだ」、そう思いました。また、「ステロイド治療は怖いんや!」、そうも思いました。今回の医師達の立場から見れば、『そんな、皮膚科医にかかってついてなかったね。』という感じだったのかも知れませんが…。(これって被害者意識でしょうか?)

写真を見せると共に、民間療法で今の状態になっている事もお話しました。その時、見た目は(顔)アトピーには見えなかったので、「民間療法であなたのように治る方もいらっしゃいますね。どういった方法で?」と反対に質問されました。
私)
温泉を利用して自己治癒力を高めて治していく方法です。
教授)
あぁ、9割位の人が治るという…。(と呟いた)温泉を使わないでも生活の改善で治ったのでは?
私)
もちろん、温泉だけではなく睡眠、食事、運動等は必要ですし、そういった面でのサポートもしてもらっています。 ただ、温泉は酷い状態の時、利用すると体が楽です。体感しないと分かってもらえないですが…。
教授)
温泉は高いでしょ?
私)
高いです。でも私が30年間もステロイド治療を受けられたのは、保険が使えるからであって、そうでないと続けられませんでした。温泉にも、保険が使えれば良いのにと思います。

民間療法でもアトピーが治る場合がある。この事は、認めつつ、皮膚科医としてはたとえ、有効と思われる方法でも民間療法で行っているような事は取り入れられない。なぜなら、保険診療が基本で、医者側としては保険診療の立場で患者にとって一番有効な治療をしていくのだそうです。民間療法の手法は特殊療法になる、と聞きました。(特殊療法っていうのは保険がきかないのかなぁ)
そして、民間療法の注意点として、「金もうけ」で行っている所もあるので注意が必要。悪徳業者もあります。と言っていました。

■私の意見■
これについてはアトピービジネスと言われる程アトピー関係の仕事をする会社が増えた原因を考える必要も有ると思います。皮膚科で治っていれば、また、納得のいく治療を受けられれば、患者だって保険の効かない方法を選ばないでしょうから。
アトピービジネスといえば、私も数えきれないくらいの民間療法を試しました。金額的に安いもの、高いもの、お手軽なもの、面倒なもの、効果のあったもの、無かったもの、色々有りました。
そして私にとっての悪い意味でのアトピービジネス最大手はなんといってもアトピー性皮膚炎(私の場合、いつの頃からか、ステロイド皮膚症になっていたようですが…)にステロイドを処方し続ける医師であり、病院だったのでは、と思います。
もちろん、私がお世話になっていた医師に悪意はなかったのは分かっていますが。
アトピーの治療については自分で調べて、試して、納得できるものを選択していくよりないと思います。医師を選ぶにしろ民間療法を選ぶにしろ、自分で注意しないと、と思う様になりました。

年々、風邪を引きやすくなっていた私。ステロイドは免疫抑制剤だから体の免疫力の低下で風邪を引きやすくなる、そんな情報もあります。そう思って「風邪を引きやすくなったのはステロイドの影響が有るのでしょうか?」と質問しました。「関係ない」との答えでした。



入浴について
Q)
20代の男性。最近入浴を1時間もしています。どう思われますか?
A)
本人がそれでストレス解消になっているのなら問題ないのでは。



子供がアトピー
Q)
子供が海水浴やプールに行きたがりますが、行かせても良いでしょうか?
A)
10年前なら、行かさない方が良い、と言ってましたが今は考えが変わりました。行かない事でストレスが溜まるようならどんどん行って下さい、と言ってるんですよ。海水は良いという話も有りますし。この辺りは患者さんから学んでるんですよ。



プロトピックについて
Q)
20代半ばの女性でアトピー歴は10数年。ステロイドが効かなくなり、漢方薬での治療をしたが思わしくなく、プロトピックを使用する。塗るとひりひり感じたがステロイド以上に効きました。その後症状は悪化し、今は仕事にいけない状態です。プロトピックは怖い薬?
A)
プロトピックは炎症を抑える薬です。リンパ球を出すのを抑える。血管拡張をおこさない。免疫抑制が弱くなる。作用はステロイドと共に皮膚の炎症を抑えるだけ。原因を取らなければ悪くなる。薬で症状を抑えている間にアトピーになる原因を取っていかなければなりません。



この日、喘息についての説明も有りました。
喘息の方では民間療法の問題はない。アトピーの方も喘息の様に有効な治療法(吸入ステロイド)を提示できれば民間療法に走る人が減る。と、喘息について話された医師は民間療法に少々、批判的でした。

喘息について
Q)
喘息でずっと薬を使用していて不安なんですが…。(男性)
A)
アレルギーはコントロールは行えても治りません。喘息の人も薬を飲んでそれで生活に支障なければ良いではないですか。胃薬、他の薬を一生飲んでる人もいるではないですか?!何故、喘息に「一生薬を使うこと」がいけないんですか?!仕事に行けて生活できればいいではないですか!!
治療は最も標準的な、最も効果のある治療法を優先します。



アトピー、喘息に使用する抗アレルギー剤について
Q)
抗アレルギー剤は必要か?
A)
●アトピー…実際に使ってみた経験でいいますが、効果の有る人、無い人がいます。無い人は止めてみます。薬を使わず、患者さんにストレスの話をして、かゆみが減る事が有ります。
●喘息…抗ヒスタミン薬は効かないのでは。これだけ売れているのは日本だけです。喘息においては効果はないです。アトピー、鼻炎にはあるかも。



この講座の質問コーナーでは時間の許す限り(2時間30分の予定が40分程オーバー)それぞれ質疑応答が繰り返されました。私の質問の場合、ステロイド批判と民間療法について、であるにもかかわらず、丁寧に話を聞いていただきありがたかったです。
総合病院は、患者が多く『3分間診療』などと言われがちですがこういう場がもっとあれば、患者と医師の意思の疎通ももっとできるのに、と思いました。
保険診療の範囲内で診療する。それが大前提の今の医療。アトピー、喘息等のアレルギーに、まず、薬物有り、なんですよね。喘息の講議をした医師の言葉が今だ引っ掛かります。
まず薬、の前に人間にはもともと自分自身の力で回復する能力、自己治癒能力が備わっているのに…。

今回、患者が多かったけれど中には開業医や保健婦も。実はこの保健婦さんとは以前、別のアトピーの集まり(ボランティアの)で出会っています。保健婦さんの間でもアトピーの子が増えている現状に対して迷いが有るんだそうです。小児科の医師により、アトピーに対する考え方が違っているし、また、親も混乱していて、薬でコントロールしていく人や民間療法をあれこれ試す人がいると言っていました。そういうこともありアトピーについての集まりがあれば行くようにしているんだそうです。

終わりの挨拶で司会役の教授が「今回いろんな話がきけて良かったです。こういった機会がもっと持てれば」と語っていたのが嬉しかったです。


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